トレチノイン(0.05%)
30g
11880 円(税込)
トレチノインは、ビタミンA誘導体であり、主な作用は「表皮角化細胞のターンオーバーの促進」です。
トレチノインはレチノイン酸とも呼ばれ、米国では「ニキビ」の治療薬として認可されています。日本でも同様の効果を持つ塗り薬として、「ディフェリンゲル(アダパレン)」が存在します。トレチノインは、毛穴のつまりの原因となる角栓を剥がし、皮脂腺の機能を抑制するため、海外では「ニキビ」の治療薬として使用されています。 トレチノインは真皮に対しても効果があり、コラーゲンの産生を促進するため、「しわ」などの光老化を改善させる効果があります。また、血管の新生を促進する作用があり、皮膚潰瘍や床ずれ(褥瘡)の治療薬としても使われています。本邦でも保険適用のある「オルセノン軟膏」にはトレチノインが含まれています。
注意点
トレチノインは、角質を剥がす効果や表皮細胞の分裂を促進して皮膚の再生を促す効果があります。その作用は強力であり、使用当初は赤くなったり、皮膚がボロボロと剥がれることもあります。反応が強い場合は、毎日塗るのではなく、使用当初は数日に1回程度にするか、問題がなければ塗る頻度を徐々に増やすことが適しています。
トレチノインの副作用として、「レチノイド皮膚炎」という症状が高頻度で見られます。トレチノインを塗った部位に発赤、紅斑、痒みなどが生じます。レチノイド皮膚炎は使用当初(特に使用開始6週間くらい)に生じやすく、注意が必要です。もし皮膚炎になってしまった場合は、使用を中止し、ステロイド外用などの治療が必要になることがあります。ステロイド外用薬の使用はトレチノインの効果を減弱させる可能性があるため、軽度であれば使用を避けて経過を観察することもあります。皮膚炎が生じた場合は、自己判断せずに主治医と相談するようにしてください。
商品の特徴
「トレチノイン」は表皮のターンオーバーを促進し、表皮の細胞を増殖させます。この結果、メラニン色素を持った表皮の細胞が上へ押し上げられ、約1ヶ月~2ヶ月という短期間で、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に排出させる効果があります。
そのため、ニキビや毛穴の改善に効果がありますし、シミだけでなく、ニキビ・ニキビ跡治療、シワや毛穴の改善目的にも使用することができます。トレチノインは肌の新陳代謝を促進し、肌の健康をサポートする有用な成分として利用されています。